ぶたまん(中華まん)雑学

中国の[饅頭]が日本の「まんじゅう」

日本で一般に「中華まん」としてイメージされる具の入ったものは、中国では包子(パオズ、バオズ)と呼ばれています。
現在の中国で饅頭(マントウ)といえば、小麦粉の饅頭の皮の部分だけで具の入っていない一種の蒸しパンで長崎の卓袱料理の一品でトンポーローを包む饅頭に似ています 。

饅頭(マントウ)誕生の話  

3世紀の三国志(中国三国時代)の蜀の宰相諸葛亮孔明は南征の帰りに川が氾濫して渡ることができませんでした。
当時の中国では氾濫を沈める為に川の神の為に人身御供(人柱)を立てて、人の首を川に沈めると言う風習があり、部下を犠牲にできない孔明はその代わりに、小麦粉で練った皮に肉を詰めそれを人間の頭に見立てて川に投げ込んだところ、川の氾濫が静まった事から、この料理が始まったとされています。
その後、饅頭(マントウ)は、川に投げ入れるのももったいないので祭壇で祭った後、食べられる様になり段々小さくなりました。

日本への伝来

日本の饅頭は、1349年に禅宗の僧と一緒に中国から渡来した元の林浄因が奈良に伝えたと言われています。林浄因は禅宗のお茶と一緒に食べる菓子として饅頭を使う事を考えましたが仏教では肉食を禁じられていたため、代わりに小豆を使った饅頭を考案し、これが日本の饅頭のルーツとされています。 その後、林浄因は、奈良で塩瀬と言う店を立て評判になり、日本に定着したのち餡や皮の製法にさまざまなバリエーションが産まれ様々な饅頭が作られる様になりました。

現在、林浄因は饅頭の祖として、奈良市の林神社に祀られています。

中華まんの日

1902年(明治35年)1月25日、北海道旭川市で日本最低気温-41℃が記録されたことから温かい中華まんを食べるのに最適ではないかということで、1月25日が「中華まん」の日として制定されました 。

西のぶたまん、東の肉まん

日本の東側で「肉」といえば、食肉全般を指しますが、西側ではそれぞれに牛肉は「肉」豚肉は「豚肉」鶏肉は「かしわ」と呼んでおり、 「肉まんと」いえば「牛肉」が入っていることになり、豚肉が入っているまんじゅうは、やはり「豚まん」と呼ぶのがぴったりということです。

「肉まん」「豚まん」の違いと同様に、お好み焼きの場合も牛肉と玉子入りは「肉玉」、豚肉と玉子入りは「豚玉」と呼んでいます。